【千葉県立農業大学校】学校で栽培しているネギに異変が・・・

昨年5月に学校の露地圃場に定植したネギに異変が起きています。

夏扇と下仁田の2品種を栽培しているのですが、下仁田ネギが何故か萎んでしまっています。


(左の列が夏扇、右の列が下仁田)

途中まで同じくらいの大きさだったので、12月には夏扇の方が生育が良くなったのかなと思ったのですが、年明けに見て比べてみると明らかに大きさが違います。

これはひょっとすると病気?と思い、先生に診断してもらうことにしました。

先生に見てもらうとすぐに「病気っぽいな」と言われました。そしてよく見てみると枯れた葉の部分に黒い斑点ができています。


(下仁田ネギにできた黒い斑点)


(夏扇にできた黒い斑点)

これが病気と疑われるものだそうです。残念ながら先生は病気の種類まではわからず、私も書籍を調べたのですが原因を特定することはできませんでした。

ただ、この病気(?)は両方の品種に発生しているのですが、夏扇の方はあまり影響が無いようで生き生きと成長しています。この点については、先生曰く品種改良によって夏扇は丈夫にできているから大丈夫なのだろうとのことでした。

品種の力ってすごいですね。

今まで品種というものについて深く考えた事がなかったのですが、種苗会社がしっかり研究や育種選抜しているだけあって強い品種ができているのですね。今回はその品種の力によって助けられたので、品種の重要性を強く感じました。

今後品種を選ぶ際には適当に決めるのではなく、気候や土壌などの特性に合った品種をしっかり選んでいきたいですね。

新年早々とても良い勉強になりました。萎んでしまった下仁田ネギは近日中に全て撤去しようと思います(泣)

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コメント

  1. 校長 より:

    抜く前にちゃんと見てもらったほうがいいと思いますよ。本校の平野先生に聞いてみたらどうでしょう。校長。

    • 後藤 貴一 より:

      アドバイスありがとうございます!早速に農業研修科の先生経由で平野先生にネギの病気診断をお願いしてみます。
      それにしても校長先生から直接アドバイスをいただけるとは驚きです。
      これからも当ブログにて農業大学校での活動内容や新規就農に関する情報を発信していきたいと思いますので、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。