【千葉県立農業大学校】果樹・作物栽培の講義と草むしり実習を受けました

今日は、午前中に果樹と作物についての講義を受け、午後からは農場実習で草むしりを行いました。草むしりは奥が深い作業でした。

なお、果樹については、農業者養成研修では実技を教えられる先生がいないため、座学での講義のみとなります。

果樹栽培概論

講義で果樹を教えてくれる先生は、梨の世界では有名な方だそうです。千葉県は、梨の名産地ということもあり、梨を中心にお話ししていただきました。

果樹は、永年作物ということで、実がなるようになればそれなりに稼げるそうですが、木が育つまでには5年程度の時間がかかります。果樹を始めるのであれば、それなりの資金がないと難しいようです。

同じ研修生の中には、果樹をやりたい人が何人かいて、イチゴ、ブルーベリー、イチジクを希望しているので、これらを中心にこれから講義を進めていくとのことでした。

実は、私も少し果樹には興味があります。

サラリーマン時代に同僚とアボカドを日本で育てたら儲かるのでは?という与太話をしていたのですが、その与太話を半分信じて片手間でアボカドの木を育ててみたいと思っています。

国産アボカドに取り組んでいる農家の方は、多くはないですがいるようです。特に愛媛県では、今まで栽培していたミカンからアボカドに転作する動きもあるようです。

機会があれば、アボカド農家に研修に行って栽培方法を学んでいきたいですね。

作物栽培概論

まず最初に、『作物』とは何?ということについて解説がありました。

『作物』とは、稲、麦、トウモロコシなどの穀物を指すそうです。作物というと野菜を含めるイメージがありますが、講義で言う『作物』には野菜は含まれないそうです。

また、作物は時代とともに品種改良をされており、元々の品種である野生種とは特性がかなり異なるそうです。野生種は、外敵から身を守るために殻が厚かったり、トゲが付いているものがありますが、そのような形では収穫や調製作業がやりづらいため、品種改良された栽培種では、殻が薄かったり、トゲが無いものになっているのです。

ただし、品種改良されたものは外敵への耐性が低いため、人の管理がなければうまく育ちません。

野生種と栽培種にはこのような違いがあるのです。農業技術の進歩により、いかに作物が作りやすくなっているのかがわかりますね。

農業を発展させてくれた先人達に感謝しなければなりません。

草むしり

コウブシという雑草を取ったのですが、この雑草を地中の根っこの先端に種を持っていて、この種を除去しないと茎や葉の部分を取ってもまた草が生えてきてしまいます。

なので、スコップを土に深く差し込んで、コウブシの根っこの先端から除去しなければなりません。

一方で茎や葉のみを取れば十分な雑草もあるので、雑草の種類によって駆除の方法も変わってくるということを学びました。

草むしりも奥が深いですね。雑草の種類についてもこれからもっと勉強していきたいと思います。

コメント

  1. じゅんちゃんファーム より:

    アボカドの研修に行く際は、僕も同席したいです(^.^)

    • 後藤 貴一 より:

      その時は誘います!農業大学校では千葉県内でアボカドを作っている人は把握していないようなので、まずはアボカド農家探しから始めてみます。