日本一のネギ生産法人・関田農園で研修をさせていただきました

本日11月21日は私の32歳の誕生日です。流石にこの歳になると誕生日はあまり嬉しくはありませんが、ひとつ嬉しい出来事がありました。

先日見学させていただいた日本一のネギ生産法人・関田農園様(先日の記事で見学の内容を紹介)に感銘を受けた私は関田様に研修受入をお願いしたところ、快諾していただくことができました!

そして誕生日の今日がその初日です。関田農園様は埼玉県白岡市にあり、私が現在住んでいる千葉県松戸市からは車で約1時間半の距離です。学校のある東金市は2時間、横芝光町のネギ農家は2時間半かかるので近いですね!(感覚がぶっ壊れています)

そう言えば今年の自家用車の走行距離が半年ちょいで15,000キロを超えました。ガソリンも値上がりしてるし維持費もバカにならないです。まぁ仕方ないですが。

さて、話を元に戻します。


(関田農園の作業場)

関田農園様に到着すると、関田様が直接出迎えてくださりヒアリングをしていただきました。

大きい経営体ですが、意外にも研修生を受け入れるのは初めてのことだそうで「教えられることは全て教えます」と言っていただきました。突然の連絡で受け入れていただいたにも関わらず、丁寧に対応していただきました。ありがたいですね。

さて、この日の作業はベストロボのネギ置き作業と収穫作業です。


(作業場内の様子)

まず、ベストロボのネギ置き作業はネギの根っこの切断位置を決める大事な作業です。ネギの根は切りすぎると品質が落ちるため丁度良い位置で根を切らなければなりません。この作業にあたっては担当の方が位置をこまめに調整しながらみっちり教えてもらうことができました。

午後からはネギの収穫作業です。ソフィー(ネギの乗用掘り取り機)を使用しての作業です。

ソフィー自体は別のネギ農家で使用したことがあるのですが、人員配置が異なりました。柏のネギ農家は2人1組でソフィーと使用していましたが、関田農園様は3人1組で使用していました。面積が広いのでとにかく機械の稼働率を上げないと間に合わないそうなので、3人1組で常に機械が動いているようにしているようです。

ソフィーもいたるところに改造を施しており、自社で使いやすくなるよう工夫をしていました。ステップを補強したり邪魔な部品を切断する等、とにかく効率を重視して使っていました。

また、軽トラに自作のコンテナを積んでそこに収穫したネギを乗せていました。これにより積み下ろしや運搬はフォークリフトを使用できるので、早くラクに作業ができるようになっていました。


(ネギを乗せた自作コンテナ)

作業をした全体の感想ですが、トヨタの工場みたいな会社だなと感じました。トヨタ式カイゼンのように足りないものは作ったり改造したりして、とにかくラクに効率的に作業をしていました。これはなかなか農家には無い発想だと思います。ソフィーにしろベストロボにしろ道具の効率化がひと際目立つのは関田農園様ならではだと思います。

最後に関田様とその奥様とお話をさせていただく機会がありました。

そこで知ったのですが、関田様と私はなんと同い年だそうです!若い方だと思っていましたが、まさか同い年だとは・・・。歳は同じですが農業の道では別次元の道を歩んでいる関田様と私では差が大きすぎますね。

同い年の人がバリバリ活躍しているのに自分は・・・と考えると悔しい想いがありますね。自分も関田様に追いつけるように頑張らなければならないと思います。モチベーションが上がりました。

今後の研修は11月27日から30日までの4日間を予定しています。

少しでも多くのことを学び、関田様のような大規模ネギ生産者になれるよう頑張りたいと思います。関田農園様のカイゼンマインドは本当にすごい!自分もあのようになりたいものです。

2018年11月30日追記:日本一のネギ生産法人・関田農園様での5日間の研修を終えました(記事を読む)