今日は2回目の横芝光町のネギ農家研修です。この日は来年の春に収穫予定のネギの草取りを行いました。
ネギの根元に生えた草を取る作業なので、除草剤を使わずに手作業で草を取っていきます。近所のおばあさんが2人応援に来て一緒に草取りをしました。
(今回草取りをしたネギ畑)
一見、私の感覚からするとあまり草が生えていないように感じましたが、農家の方に言わせると「もうこんなに草が生えている」という状態だそうです。
(ネギの根元に生えている草)
以前、学校の先生が「篤農家は雑草に関してはとてもうるさい。少しの雑草でもすぐに対処する」と言っていましたが、本当にその通りなのですね。私が学校で耕作している畑は、この畑の2倍以上雑草が生えていますが、この農家の感覚で言えば草がボーボーの状態みたいです(私はこれでも草が少ない方だと思っていたのですが目が覚めました)。
雑草が生えれば作物に行く養分が吸い取られますし、病害虫の発生の元になります。また、雑草が絡んで収穫や防除作業がやりにくいなどデメリットばかりです。除草作業の大切さを実感します。
ただ、この横芝光町をはじめとする九十九里の太平洋沿岸は砂地のため雑草が生えにくいそうです。
このような土の特性もあって雑草対策は比較的負担が少ないようです。
ちなみに私が就農を予定している柏市の利根川沿いは粘土質の土で雑草が物凄い勢いで生えてきます。砂地のやり方と同じ雑草対策では上手くいかないでしょう。難しいですね。
ただ、草が生えるということは土が肥えているということですので、上手く雑草対策を行えば良い作物を作ることも可能ということですから、雑草対策をしっかり考えていきたいですね。
今日の作業はただの草取りでしたが、雑草対策について色々と考えさせられた一日でした。