【千葉県立農業大学校】横芝光町のネギ農家で初研修

先日研修の挨拶へ行った横芝光町にあるネギ農家での研修が始まりました。

太平洋の海沿いということでかなり距離があり、片道約2時間半かかりました。移動だけでごっそり体力を持っていかれましたが、海岸沿いは光ネギと呼ばれるブランドネギの一大産地なのでしっかり見ておかなければなりません。

さて、初日ということでまず、農家の元で働いている従業員との挨拶をしました。この日は60代のアルバイトの方と外国人2名がいました。アルバイトの方は2日に1回くらいのペースで来ていて、外国人の方はほぼ毎日働いているそうです。すごいですね。

挨拶を済ませると機械や育苗ハウスの案内をしてもらいました。

機械は全自動移植機やベストロボを見せてもらいました。特に全自動移植機は実物を見るのが初めてだったため、使い方などを聞いたら丁寧に説明してくれました。

また、育苗ハウスを見ると中にはネギの幼苗がビッシリと置かれていました。大変な量を育苗しているなあと驚きました。

ちなみに柏の研修先のネギ農家は、育苗をせずに苗を業者から買っていました。柏のネギ農家曰く、コストはかかるが手間は減るからうちでは苗を買っているとのことでした。

色々な方法があるので自分で合った方法を選択したいですね。とりあえず私は最初は自分で育苗してみようと思っていて種を買いました。11月中に播種して育苗していみたいと思います。

さて、一通り案内が終わったら農作業です。

今日の作業は1日ネギの土寄せです。11月下旬に出荷するネギの土寄せということでしたが、葉の色が濃くとても良いネギを育てているという印象でした。


(ネギ畑の様子)

土寄せの方法ですが、柏の農家と同じく歩行型の管理機を用いて土をかけていました。このあたりは砂質土のため土が良く上に上がります。柏の利根川沿いは粘土質なので土質が全然違いますね。

ただ、砂質土はサラサラなため、寄せた土が崩れやすいそうです。このため、土をかけた後に草薙ぎのような道具を使って土をペタペタ叩いて固める作業がありました。


(土を固める道具)

この作業が意外と大変で肩がとても疲れました。柏の方ではこういった作業はしていなかったので余計な作業が増えて大変だなあと感じました。土が上がりやすく水はけが良いのは砂質土のメリットですが、崩れやすいといったデメリットも存在するのですね。

土の性質によってメリット・デメリットがはっきりしていて面白いなあと思いました。

今後、このネギ農家では11月下旬から12月にかけて秋冬ネギの出荷を行い、12月の末からトンネルがけの夏ネギを定植するのだそうです。

トンネルかけの夏ネギは特に興味があるので、研修を通じて技を見せてもらえればと思います。週1とペースは少ないですが、これからの研修が楽しみです。

コメント

  1. じゅんちゃんファーム より:

    ネギの栽培でトンネル掛けって僕も気になります(^^)また詳細upしていただけたらと思います。

    • 後藤 貴一 より:

      面白い取り組みですよね。12月にトンネル定植をする予定なので、また報告していきたいと思います。