27日、28日の2日間で農家実習の報告会が行われました。農業大学校の校長先生もおり、目の前で各自発表を行いました。
農家実習の発表は、パワーポイント等を使用して、この3ヶ月間の農家実習でやったこと、学んだこと等の成果を発表します。ぶっちゃけ私は今回あまりやる気がなかったので、A4のWardで作った簡単な資料で発表を行いました。
そうしたら案の定、最後の校長先生からの講評で「内容が物足りなかった」とダメだしを受けてしまいました(私個人ではなく研修生全体に向けてですが・・・)
校長先生が来るのであればもっとマジメに資料作りするべきでした。ちょっと失敗しましたね。
最近どうもやる気が低調です。良くも悪くも農業大学校は緩い雰囲気なので、気持ちが弛んでしまっています。他の研修生もその傾向にあるようで、全体的に薄い発表内容でした。サラリーマン時代にこんな発表を行ったら上司から罵倒されることでしょう。
まぁ、そんなこんなで発表会は終わりました。素晴らしい発表をした研修生もそれなりにいたので、発表は聞いていて退屈しませんでした。
発表会の終了後は、6ヶ月コースの研修生の修了式が行われました。卒業する研修生は3名いるのですが、研修や懇親会を通じて仲良くさせていただきました。居なくなってしまうのは本当にさびしいですが、これからも同じ農業をする仲間として繋がっていこうと話し合いました。
農家実習では、農業は人脈が大事だということを実感した研修でもあったので、農業大学校で知り合った繋がりを大切にしていきたいと思います。
なお、私の発表内容は以下の通りです(興味が無い方は飛ばしてください)。
平成30年度 農業者養成研修(前期)農家実習 結果概要
1 農家の概要
① 作目および面積 : ネギ(周年栽培)4ha、カブ(冬季)1ha、水稲10ha
② 従事者 : 家族経営(本人および妻、長男、次男、母)とパート(3名) 計8名
③ 主な使用機材 : トラクタ、ネギ自走式収穫機、乗用管理機、ネギ根葉切り同時皮むき機、コンバイン、乾燥機2 実習内容
ネギ周年栽培の方法を学んだ。約20aの圃場一枚の管理を任され、農家の指導により定植、土寄せ、病害虫防除、除草等、一連の作業を実際に行った。出荷調整作業についてもネギの収穫、調整、出荷まで一連の作業を実際に行った。3 実習結果
一連の作業を通じてネギ栽培の基本を習得することができた。農家の面倒見がとてもよく質問にも快く応じてくれたため、ネギ栽培への理解がより深まった。また、農家がネギの販路拡大に取り組んでおり、市内の農家やバイヤー、日本政策金融公庫が集まる会合へ出席させてもらい、今後の販路拡大へのヒントおよび人脈を得ることができた。4 その他
『周年栽培』のメリットについて農家からアドバイスがあった。季節を問わず常に出荷する商品があることは、売る側として大きなメリットがある。安定供給をすることにより有利販売が可能となり価格交渉力が上がるという。実際、この農家は毎日市場に出荷していることにより、他の農家より単価が高い。また、仕事量が年間を通じてほぼ均一になるため、工数計算がしやすく人員確保が安定するという点も大きなメリットだろう。5 今後の予定
10月以降も継続してこの農家の元で実習を行い、ネギ周年栽培の技術・知識を更に深めていきたい。また、自分でも畑に毎月ネギを5aずつ定植して実際に自分でもネギの周年栽培を試験的に行ってみたい。以 上