今年6月に学校の露地圃場に定植したネギが大きく成長しています。
(成長したネギ畑の様子)
(品種は左から夏扇4号、ホワイトソード、下仁田ネギ)
定植から早半年。6月の定植時は失敗の連続でしたが、なんとか成長してくれました。感無量です。(定植時の失敗はこちらの記事を参照)
定植したての時はこんな感じでしたから、ずいぶん大きくなりましたね!
(6月の定植時のネギ畑の様子)
さて、肝心の出来についてですが、実はこれがあまり良くありません。これが調製したネギになります。
まず、曲がっています。これは夏の台風の影響でネギが折れてしまったためです。今年は一般のネギ農家でも台風の影響で曲りのネギが多くなっています。先日研修をした関田農園様でも曲りが多く発生していたため、曲がりネギの袋にお詫びの説明文を同封していました。曲りに関しては今年は仕方ない部分もあると思います。
次に白身部分の長さです。白身が短いため、市場の規格では出荷できない状態になっています。理由は土寄せの回数が少なかったためです。これに関しては若干サボってたこともあるのですが、天候や台風の影響で土寄せがあまりできなかったのが原因です。
ただし、白身が短い代わりに一本一本がとても太いです。太さだけなら2Lサイズクラスがバンバン出来ています。どうやら縦に伸びない分、横に成長していたようです。土寄せが足りないとどうなるかがよくわかりました。
ただ、このネギは失敗作ですが、太く仕上がっているため鍋ものには最適です。短いだけなので本数があればそれなりの量は確保できます。実際、家に持ち帰って鍋にしてみたらとても美味しかったです。売っているものと長さが違うだけで、味や使用方法はほとんど変わりません。
こういった太く短いネギは流行らないですかね。「ネギも人生も太く短く」って感じの広告でも出して(私は太く長く生きたいですが)。
そんなしょうもないことを考えながらネギを収穫した一日でした。