【千葉県立農業大学校】日本政策金融公庫から青年等就農資金について話を伺いました

日本政策金融公庫・千葉支店の担当者から、新規就農者向けの資金融資制度である『青年等就農資金』について話を伺いました。

この制度は、新規就農者が就農にかかる資金を無利子・保証人なしで借り入れすることができる非常に有用な制度です。

私もこの制度を利用して約200万円くらいのネギの調製機械(ベストロボ)を導入したいと考えていますので、来年4月の就農に向けて早めに制度の確認をしておく必要があります。

話の結論から言うと200万円くらいであれば余裕で借り入れできるそうです。

また、種苗費や肥料費などの運転資金についても借り入れが可能ということで、かなり融通が利く制度であるなぁというのが率直な印象です。新規就農では色々とお金がかかり資金繰りが厳しくなることが予想されるので、運転資金の借り入れは助かりそうですね。ただ、注意点としては融資の実行が手続き完了から3ヶ月ほど時間がかかるそうなので、スピードは遅いとのことです。

また、融資額は信用力(資産の大小)での判断ではなく、新規就農にあたっての営農計画の内容で判断されるそうです。つまり、完成度の高い営農計画を作成すれば無一文でも多額の借り入れをすることが可能だということです(理論上の話ですが)。

金融学的に言えば無利子の資金で借りるだけ借りるのが正解と言われていますので、良い営農計画を作って借りれるところまで借りるのが正しいのかもしれません。ただし、借金は借金。返さなければならないものですからしっかり考えて借り入れしなければなりません。

ちなみに公庫の担当者に万が一返せなかった場合はどうなるのか?と聞いたところ、急に真顔になって「担当部署が粛々と手続きを進めていきます」との回答でした。ちょっと怖かったですが、それなりの覚悟が無ければ多額の借り入れは難しいですね。

これから営農計画を練りながら借り入れ金額をよく考えていきたいと思います。