【千葉県立農業大学校】メロンの管理作業をしました

28日、30日の2日間でハウスで栽培しているメロンの管理作業を行いました。

メロンの苗が丁度良い大きさまで成長したので、メロンの主枝の成長点(てっぺんの花芽)を取り除く作業をしました。いわゆる心止めと呼ばれるのものです。

心止めを行うと茎葉の成長が止まるので、メロンの苗がこれ以上大きくなることはありません。

これからはメロンの実に養分が行くようにするため、余計な部分の成長を抑制する必要があります。


(成長したメロンの苗です)

メロンは1つの苗から2つの実を収穫することが基本となります。

3つ以上の実を付けて育てると、メロンの食味が落ちてしまうため、形の良い実を2つ選んで残し、それ以外の実はすべて摘果します。

実を選ぶ際には、卵型の実を残します。メロンは縦方向に成長した後に横方向に成長するためです。まん丸の実や縦長過ぎる実は完熟した実の形がキレイに丸くならないため摘果します。

残した2つの実は、成長した重みで落ちてしまうため、ヒモのついたフックで実を吊り上げます。


(吊り上げたメロンの実)

あとは水やりを調整しながら実が成熟するのを待ちます。一定のタイミングで水やりをやめると実にヒビが入り、その部分がカサブタのようになってメロン独特の網目ができるそうです。出来上がりが楽しみです。

今回行った管理作業はメロン栽培のごく一部でしたが、しゃがみながらの作業だったので、腰や膝が痛くて大変でした。

メロン農家と聞くとブルジョワで儲かっているイメージがありましたが、この作業の大変さを考えると儲からなければやってられないですね。メロン農家の凄さを作業を通じて実感しました。

今度メロンを買って食べる時には、メロン農家が手間暇掛けて作ってくれたことを思い浮かべながら食べたいと思います。

コメント

  1. じゅんちゃんファーム より:

    勉強になります!
    メロン栽培は、本当大変ですよね。

    • 後藤 貴一 より:

      メロン農家はメチャクチャ大変です。私にはできません(笑)