【千葉県立農業大学校】農薬の調合と散布をしました

実習でトマトの農薬散布を行いました。農薬は有用なものですが適正に使用しなければなりませんので、今回の実習は非常に重要なものです。

まず、農薬を散布するタイミングですが、晴れの日の午前中が良いと言われています。

理由としては、晴れの日の午前中に散布することにより農薬が乾いて適正に効くようになるそうです。逆に雨の日や午後に散布を行うと農薬が乾かず葉に残ってしまい、薬害が発生する恐れがあるため注意が必要です。

農薬を使用する際は、まず、散布する農薬の散布量を確認します。農薬のパッケージに作目ごとの散布量が記載されているので、これに従った量を水で希釈して使用します。

使用の際には決められた散布量を必ず守る必要があります。計算間違いなどで散布量を超えないように注意が必要です。

万が一、決められた散布量を超えて作った野菜を出荷すると、発覚した際には自分だけではなく同じ地域の農産物がすべて出荷停止になってしまい産地全体に影響が出るため、絶対に農薬の使用量は守らなければなりません。

なお、今回は5種類の農薬をトマトに散布しました。農薬名、防除対象、希釈倍率、農薬使用量は以下の写真のとおりです。今回の農薬散布量は10リットルですので、希釈倍率と農薬使用量は10リットルを基準にしています。

これらの農薬をビーカーとはかりを使って使用量を計測して調合していきます。また、調合の際にはゴム手袋をします。

なお、複数の農薬を使用する際の混ぜる順番ですが、最初に展着剤を入れて、その後は水に溶けやすいものから順番に混ぜていきます。

今回のケースですと、プレバソン、アフェット、ランマンは液体なので水に溶けやすいため先に入れます。バリヤードは粒剤のため溶けにくいため後に入れます。なお、農薬によっては混ぜてはいけない農薬もありますので事前に確認をしましょう。

調合したら次はバケツに入れて合計10リットルになるように水で希釈していきます。よく混ぜて混和したら完成です。

調合した農薬は動力噴霧器で散布していきます。


(動力噴霧器)

動力噴霧器のタンクに農薬を入れます。動力噴霧器はエンジンで動く機械なので、エンジンをかけて背中にリュックのように背負って散布していきます。

散布の際は農薬の被ばくを防ぐため、マスク、ゴーグル、カッパを着用して肌を晒さないようにしなければなりません。

農薬の散布はノズルを下から上へと動かして葉の裏側に散布していきます。


(散布の様子)

農薬散布後は必ず手洗い、うがいなどを行う必要があります。お風呂に入れるのであれば早めに入りましょう。

また、農薬散布後は肝臓の機能が低下すると言われているそうで、農薬散布後にお酒を飲むと悪酔いするとのことです。酒飲みの人は注意しましょう。

ちなみに今日の実習は農薬がつらいというよりは、カッパを着た状態でハウスに入ったため尋常じゃないくらい暑かった事の方がつらかったです。ですが農薬の被ばくを防ぐためには仕方がないことなので、自分で散布する際にもちゃんとカッパを着ようと思います。

コメント

  1. 宮野 より:

    初めまして
    千葉県での就農を考えていたところ、貴殿のブログにたどり着きました。
    千葉農業大学での研修内容を知ることが出来、とても勉強になりました。家庭菜園3年目で野菜栽培の魅力に取り付かれ、もっと知識を深めたいことから後期の就農準備講座に申し込んでみようと思いました。
    これからも楽しみにブログ覗かせていただきます。
    これから暑くなるので農作業お気をつけてお身体ご自愛ください。

    • 後藤 貴一 より:

      はじめまして!当ブログの筆者の後藤と申します。
      記事をご覧いただきありがとうございます。

      宮野様は、千葉県での就農に興味をお持ちなのですね。同じ千葉県で就農を目指す仲間として応援させていただきたいと思います。

      就農準備講座の受講を検討されているとのことで、私としてもぜひ受講をおすすめしたいと思います。

      就農準備講座の内容は初歩的な内容にはなりますが、就農にあたっての情報収集や、同じく就農を目指す仲間ができます。私も昨年の後期に受講しましたが、非常に有意義な講座でした。

      ちなみに昨年後期の就農準備講座の倍率を後から聞いたところ、募集定員の約2倍の申込みがあったそうです。書類選考になりますので、趣味の家庭菜園のために受講を希望されているような方は、優先順位が低くなりがちなため、選考漏れの可能性があります。ご注意ください。

      また、農業大学校の研修農場は、事前に連絡すれば見学することもできると聞いていますので、興味があれば直接農業大学校・農業研修科へ問い合わせてみると良いと思います。

      拙い文章のブログではありますが、千葉県で就農を考えている方の参考になるよう情報発信していければと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。