ようやく水没した畑に入れるくらい水が引いたので、試しにネギを抜いて確認してみました。
(水が引いた畑の様子)
葉の中には水がたっぷり詰まっており、皮を剥いてみると白身の色は普通に見えましたが若干腐敗臭がしていたので、やはりお亡くなりになっているようでした。
(水没したネギ)
まぁ、蘇生は無理だと思っていたので、予想通りでした。さすがに3日間も水没していたら厳しいですよね。
という訳で水に浸かっていない畑にホウレンソウの種をまきました。
みんな考えることは同じで、被害を受けた農家は一斉に葉物等の回転が早い野菜を作ると思うので、出荷時の相場は下がりそうですが、何もしないのも歯痒いのでとりあえずやってみます。
(蒔いたホウレンソウの種)
さて、今後の作付計画についてですが、今回の一件で遊水地では台風シーズンの作型はリスクが高過ぎると判断しました。
このため、来季以降は秋冬ネギの作付をやめて夏ネギをメインにしていこうと思います。
さっそく12月にはトンネル栽培の夏ネギを定植することにしました。少々難易度が高い栽培方法となりますが、チャレンジしていきたいと思います。
夏ネギは需要や価格の問題もありますので、どこまで採算が取れるかわりませんが、地域と協力して夏ネギの産地化というのも取り組んでいければ面白いかもしれませんね。
被害は大きかったですが、早い段階で台風のリスクに気付けたのである意味良かったのかもしれません。
これも経験だと捉えて前向きに取り組んでいきたいと思います。