【千葉県立農業大学校】サツマイモの定植をしました

農場実習でサツマイモの定植を行いました。サツマイモの定植の方法には興味があるので、しっかり覚えておきたいと思います。

まず、定植前の下準備として、畑に牛ふん堆肥、有機肥料、殺虫剤をまきます。

今回は米ぬかが原料の有機肥料を使いました。サツマイモの肥料に米ぬかを使うと甘味が増すそうです。


(今回使用した米ぬかの有機肥料)

殺虫剤は、フォース粒剤とネマトリンエースを使用しました。フォース粒剤はハリガネムシコガネムシ、ネマトリンエースはネコブセンチュウを予防する殺虫剤です。


(ネマトリンエース)


(フォース粒剤)

サツマイモは無農薬で作ることが難しい作物だそうで、殺虫剤なしで栽培をすると虫喰いだらけになってしまうそうです。殺虫剤は用法・使用量を守って正しく使えば害はありませんので、有効活用しましょう。

牛ふん堆肥、有機肥料、殺虫剤をまき終えたら畑を耕うんします。


(トラクタで耕うんする様子)

次にうね立てをします。うね立ては管理機を使います。管理機で掘った土を両サイドに飛ばしてうねが立ちます。


(管理機を使ったうね立ての様子)

管理機でうねを立てた後は、うねの上の部分を平らにします。


(うねを平らにする作業)

次にうねの上にマルチを張っていきます。マルチを張りながら、うねの両サイドの土をマルチごと埋めていきます。


(マルチを張ったうね)

張ったマルチにカッターで切れ目を入れていきます。この切れ目にサツマイモの苗を定植してきます。


(こんな感じで切れ目を入れていきます)

そして、いよいよ定植です。サツマイモの定植は、つる苗を畑に植えていく挿し苗と呼ばれる方法で定植します。

これがつる苗です。茎の下の方に根が生えている部分が3、4カ所あります。この根が伸びて新しいサツマイモができるので、この根が土に埋まるように定植していきます。

今回は船底植えと呼ばれる方法で定植します。茎を横に寝かせて3、4カ所の根っこの部分が土に埋まるように植えます。


(船底植えで定植したサツマイモ)

定植したらマルチが風で飛ばないようにするため、マルチの穴の部分を土で埋めます。


(土で穴をふさいだマルチ)

これで定植完了です。


(定植後の畑の様子)

サツマイモは害虫にやられやすいそうなので、無事に育ってほしいですね。殺虫剤の効果に期待したいと思います。

サツマイモは自分の畑でも作ってみたいと思っていたので、今回の実習は参考になりました。来年は自分で作ってみようと思います。