農作業体験会を開催しました

農業大学校の研修生や県内で農業に興味がある方々が集まっての農作業体験会を開催しました!

開催のきっかけは、2年前に参加した千葉県立農業大学校の就農準備講座(週1回休日に実施される講座)で知り合った方から、改めて農業に興味があるので1週間ほど作業体験させて欲しいとの依頼があったことからです。

私としては人との交流は好きですし、お手伝いいただけるととても助かるので大歓迎なのですが、うちのような小規模かつ古いやり方の農家で作業体験をしても、あまり良い体験にならないのではないかと思い、少し考えた結果、農業に興味がある方を一斉に集めて作業会を開催して、農業に興味がある方同士の交流の場を設けられれば、より良い作業体験ができるのではないかと思い、今回開催する運びとなりました。

農業大学校の同級生や農業に興味のある知り合い数人に声をかけたところ、なんと7人もの方に集まっていただくことができました!

今回集まっていただいた方は、会社員で農業に興味がある方から実際に就農している方まで様々なメンバーが集結しました。初めて会う人同士も多かったので、最初に各自自己紹介をしてから作業を始めていきます。

現在、うちは坊主不知ネギの出荷の全盛期を迎えており出荷作業を優先して行っているのですが、せっかくたくさんの方々に集まっていただいたので、色々な作業を体験してもらいたいと思い、今回の作業体験会ではネギの収穫、出荷調製に加えて坊主不知の定植を体験していただくことにしました。

まず、午前中は坊主不知ネギの定植作業の体験です。

次年度用の苗を畑に植えているのですが、これを引き抜いて別の畑に植え替えます。


(坊主不知の苗の抜き取り作業)

最近雨が降っておらず土が固くなっていたため、ネギを引き抜く作業が予想以上に大変でしたが、みなさん音をあげることなく和気藹々とした雰囲気で楽しみながら作業を行っていました。

次は引き抜いた苗の定植です。別の畑に移動して定植作業を行います。管理機で浅く溝を掘り、溝に苗を植えていきます。


(定植作業の様子)


(定植作業後の畑)

みなさん上手に定植しています。定植後の写真ではネギが倒れているように見えますが、成長するにつれて真っ直ぐ起き上がってきますので問題ありません。

定植作業は1人で作業すると数日かかる大変な仕事ですが、この人数で行ったら半日で終わってしまいました。農業は労働集約型の産業なので、マンパワーが大きく作用しますね。

さて、定植作業が終わったら昼食の時間です。様々な方が集まっているので、昼食の時間を長めにとってざっくばらんに交流を行いました。最近の個々の近況や農業大学校の状況、農地に関する情報交換など様々な話題が出てとても楽しい時間を過ごすことができました。

そして午後からはネギの収穫と出荷調製作業です。

午前中の苗採りと同じような要領でネギを収穫します。収穫したネギは作業場に持ち帰り、根葉切りと皮剥きをして出荷します。

今回の作業体験では包丁による根切り体験と、皮むき機による皮むき体験を行いました。


(調製作業の様子)

特に皮むき機は、ほとんどの方が使ったことがなかったので、実際に作業してみると簡単にキレイに皮が剥けると驚いている方がほとんどでした。作業を続けているとスパッと皮が剥けて気持ちが良いという感想もありました。

この調製作業を一通り体験したところで、今回の農作業体験会はお開きとなりました。

ネギの出荷で忙しい時期だったので、たくさんの方にお手伝いいただき、大変助かりました。また、色々なお話をしながら作業ができてとても楽しかったです。参加者の方々には、この場で改めて御礼申し上げます。

参加者の方からは、また作業体験をしたいというお話もいただき、大変嬉しく感じています。これで大丈夫かと心配しながら開催したところもあったのですが、想像以上に活発な交流ができ、無事に終えることができたので本当に良かったです。

今後も要望があれば積極的に受け入れをしていくと同時に、来てくださった方々にとってより良い体験ができるように作業内容やメンバーを充実させていきたいと思います。

私も大変良い経験ができました。参加者のみなさん、本当にありがとうございました!

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