突然ですが4月の就農にあたって2月に農業法人を設立することにしました!
法人設立にあたっては千葉県農業会議という団体に相談をさせていただきました。
以前、千葉県農業会議の職員の方が学校で授業をしていた際に「農業法人を作りたいのであれば私に相談してください」と言っていたので、法人設立の相談をするために事務所がある千葉県庁まで行ってきました。
(千葉県庁)
ちなみに私は20年以上千葉県に住んでいますが、生まれて初めて県庁に来ました。県庁ってなかなか来る機会が無いんですよね。
到着してからアポイントまで少し時間があったので、県庁の中を散策してみると『チーバくんギャラリー』というコーナーがありました。中に入ってみるとチーバくんのグッズがたくさん置いてあるファンシーな空間になっていました!少し癒されます。千葉県のホームページにチーバくんギャラリーの紹介がありましたので、興味がある方はチェックしてみてください。
さて、話がだいぶ逸れましたが千葉県農業会議との法人設立に関する相談についてです。
実際に相談してみたらトントン拍子で話が進んでしまいました。定款や法務局への提出資料等ほとんどの必要書類を作っていただけるとのことでした。また、設立の当日に法務局等の手続き機関へ同行していただけるということです。本当にここまでしてもらっていいのかなぁと思うくらい至れり尽くせりの対応です。
これで無料ですよ?司法書士とかに依頼したらウン万円と手数料を取られるような手続きなのでとても助かりますね。
そんなこんなで2019年2月15日に法人を設立することになりました。私はまだ学生の身分なので代表取締役は父親にしました。学校卒業後の4月から私が代表取締役としてやっていこうと思います。
ちなみに社名は『株式会社とねぎファーム』としました。利根川の遊水地でネギを栽培するのでとねぎファームという社名にしました。ぶっちゃけあまり格好良くないと思いますが、何をしている会社かわかりやすいようにするため、この名前にしました。まぁ、気に入らなければ後から社名変更もできますしね。ライブドアの創業者である堀江貴文氏も以下のように述べています。
「起業時の名前などしょせんはハッタリにすぎない。芸能人が芸名を使うのと一緒なのだ。芸能人に「子供のころから慣れ親しんだ本名を変えて、抵抗はなかったんですか?」とは誰も聞かない。理由は簡単だ。芸名の方が「売れる」からだ。
出典:「堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方」(ソフトバンククリエイティブ刊)
とりあえず、この社名は芸名です。しばらくやってみて必要に応じて変えていきたいと思っています。
なお、法人設立の理由は以下の3つです。
① 農業次世代人材投資事業(準備型)の受給に伴う農地所有権移転を回避するため
② 5年後には法人として相応しい規模の農業を目指すため
③ 家計との分離
まず、①の理由ですが、今回法人を設立する一番の理由です。農業次世代人材投資事業(準備型)の補助金を受給するには条件がありますが、親元就農の場合は条件が少々厳しくなります。親元就農者がこの補助金を受給するには親から農業経営を移譲するかもしくは法人の経営者になる必要となります。農業経営の移譲を選択する場合は農地の所有権を移転することが含まれており、これを行うには多額の費用がかかります。これを回避するため、法人を設立して法人の共同経営者になるという条件を満たしてしまおうということです。なのでこの理由が無ければこんなに早く法人を作る必要はないと思っています(いずれは法人化を考えていましたが)。
②、③の理由についてはそのままですね。目標は大きく持ちたいですし、そのためには家計の分離も必要です。
これから法人として恥ずかしくないような農業経営体を目指して頑張っていきたいと思います。