農業大学校では、研修で栽培した作物を研修農場入口にある直売所で販売することができます。
これから研修生は各々の研修圃場で栽培した作物を直売所で販売していくことになります。
研修の直売と言えども作物の規格・荷姿は市場出荷に準じていますし、農薬の使用についても決められた量を守らなければなりません。自分が栽培した作物をお客様にお金を出して買っていただくということで責任重大です。
私は今回の直売でホウレンソウを出すことにしました。このホウレンソウは農薬を使用せず、防虫ネットのみの防除で栽培しました。
虫食いもほとんどなく、見た目の状態は良さそうです。
(防虫ネットをかけたホウレンソウ)
(見た目は良さそうです)
ただ、まだホウレンソウが小さめだったので、大きそうなものを一部選んで収穫することにしました。
収穫したホウレンソウは洗ってキレイな葉だけ残しました。
(洗ってキレイにしたホウレンソウ)
これを袋詰めしていきます。ホウレンソウの規格は18センチ以上とのことです。小さめだったので、規格をクリアできるか心配でしたが、規格の最低値ギリギリの大きさだったので、なんとか2袋作ることができました。(1袋200gを100円で販売)
(袋詰めしたホウレンソウ)
規格ギリギリだったので少し心配でしたが、意外とおいしそうに見えます。お客様の反応が気になるところです。
商品が出来上がったら、いよいよ直売所の開店準備です。商品の陳列を行います。もちろん、開店の準備から接客まで研修生が行います。
(学校の直売所)
(直売所の看板)
(商品陳列の様子)
(陳列されたトマト)
さて、いよいよ開店です。開店と同時に多数のお客様が訪れ、次々と野菜を買っていきます。想像していたより繁盛しています。
(直売所にたくさんのお客様が入っています)
接客をしながら自分の出したホウレンソウの様子を見ていると、なんと速攻で2袋とも売れてしまいました!
これは嬉しいですね。生産者としての喜びを感じました。
今回は他の研修生もホウレンソウを出荷しており、ホウレンソウの数がかなり多かったのですが、その中でも私が出したものが先に売れていました。
これは推測ですが、他の研修生のホウレンソウと比べて小さかったため、柔らかく食べやすいイメージがお客様に沸いたのではないかと思います。商品の大きさで差別化ができており、それが良い方向にいったのかもしれません。
このことの真偽はわかりませんが、お客様の購買動向を観察することでマーケティングの参考となりました。
来週は残りのホウレンソウが大きくなっていると思いますので、次回は大きさを変えて出荷して購買動向を確認したいと思います。
コメント
200g/1袋/100円は安いですよね!
直売所ならではです。
僕は、小さい葉のほうれん草が好きです。
調理しやすいので。
でも、出荷準備をする側は、小さいと量を入れないといけないから、そこがまた手間がかかりますね..
学校の直売所は叩き売り状態なので値段はかなり安いです。
言う通り小さい方が美味しいけど、出荷調製が大変ですね。
手間を掛けた割には大した量を出せないのが悲しいですね・・・。