【千葉県立農業大学校】スベリヒユという野草を食べてみました

農場実習で露地圃場の草むしりをしていたのですが、そこにスベリヒユという野草が生えていました。


(スベリヒユ)

スベリヒユはよく生えている雑草で、赤い茎が酔っ払いの顔を連想することから別名『ヨッパライグサ』とも呼ばれているそうです。

スベリヒユは土壌の窒素養分をたくさん吸ってしまうため、作物の生育を妨げます。また、栄養繁殖の雑草で、葉1枚でも畑に残してしまうと、その葉からまた根が出てきて増えてしまいます。草むしりに際には、葉も集めて畑の外に運び出さなければならないので要注意です。

先生曰く、実はこれは食べられる雑草だとのことでしたので、食に対して貪欲な私は採取して食べてみることにしました。一応、山形県の方ではよく食べられている野草だそうです。


(採取したスベリヒユ)

見た目は悪くないですね。ツヤもありますし、雑草といっても普通に食べれそうです。

今回は茹でて醤油をつけて食べてみたいと思います。

まず、良く洗ってそのまま沸騰した鍋にスベリヒユを投入します。

良い感じにゆだっています。

茹でたスベリヒユはを取り出して、食べやすいサイズにカットします。

容器にスベリヒユを移して醤油で味付けして完成です。


(完成したスベリヒユ)

見た目は悪くないですね。早速食べてみましたが、副菜としてはなかなか良かったです。

まず、変な臭味やアクは全くなく、スッキリした味でした。また、食感は若干ヌルヌルしており、全体的な感想としては柔らかいワカメといった感じでした。好き嫌いなく食べられる味です。

また、畑にまとまって大量に生えていたら採って食べたいなあと思いました。

よく畑に生えているメジャーな雑草なので、たくさん生えているのを見つけたら是非食べてみると良いでしょう。