台風15号から一夜が明け、恐る恐る畑へと被害の確認に行きましたが、案の定、様々な被害が発生しています。
まず、育苗用のビニールハウスのビニールが強風で吹き飛ばされてしまいました。
(やぶれたビニールハウス)
幸い骨組み部分へのダメージは少なかったようですが、今後張り替えを余儀なくされました。
早速朝イチで農業事務所に連絡して、補修費用の補助金が出るかどうか確認しました。出る出ないに関わらずこういうことって大事ですよね。
とりあえず現段階ではまだ補助が出るかどうかはわからないので証拠写真を残しておくようにと言われたので、写真を撮りまくっておきました。
また、土壌消毒用に被覆していたビニールが一部はがれてやぶれてしまいました。ただ、こちらについては消毒を開始したのが10日前だったので、消毒の効果がかなり出ていると思われるので片づけて終わりです。
次にネギの倒伏です。圃場によって被害の差はありましたが、特に酷かったのが夏前に中耕しそこねた6月定植のネギです。
(倒伏してしまったネギ)
少し徒長気味だったせいか、ほとんどが倒れてしまっています。
とりあえず殺菌剤+液肥を撒いて自然に立ち上がってくることを祈ることにしました。
次に排水不良圃場のネギです。
(通路が水に浸かってしまったネギ)
(やや倒伏してしまったネギ)
こちらは5月定植で12月採りを想定しているものですが、直前に土寄せをした効果があったのか、こちらはあまり倒れていませんでした。
しかし、排水不良で通路が水が溜まってしまい、急いで堀を掘り直して水を抜きました。
底なし沼のようになってしまっていたので、本日の薬散は断念し、明日以降早い段階で薬散したいと思います。
最後に8月定植の春ネギです。
(植え溝が水に浸かってしまったネギ)
梅雨に湿害でたくさんの秋冬ネギが死滅していまった苦い経験もあり、徹底的に明渠を掘ったつもりではありましたが、まだ足りていなかったようで一部が水に浸かってしまいました。
しかしながら前回よりは被害が少なく済んだので、今後更に明渠を改良していきたいと思います。
被害の総括ですが、事前の対策がある程度機能したようで、思った程悪くはなかったという印象です。
事後処理も今日一日でほとんどできましたので、あとは倒伏したネギが自然に立ち上がってくることを祈るだけです。
同じ千葉県でも南と東の方はより被害が大きかったと聞いています。
更に大きな被害を受けてしまった地域の方も多いと思いますが、台風なんかに負けずに頑張っていきましょう。