はじめまして!
当ブログの筆者の後藤と申します。
2018年4月に脱サラして千葉県で農業を始めた筆者が、自身の体験を元に、千葉県での就農方法や儲かる農業の最新情報をお伝えしていきます。
当ブログが、これから新規就農をされる方々の一助となれば幸いですので、よろしくお願い申し上げます。
さて、『はじめまして』とのことで、筆者の自己紹介からはじめたいと思います。
改めまして、私、後藤 貴一(ゴトウ キイチ)と申します。
妻と0歳の長男の3人家族で千葉県松戸市に住んでいます。
私は、1986年に千葉県柏市の農家の長男として生まれました。
2009年に農業機械メーカーに入社し、株主総会の運営や海外社員研修の企画を担当していましたが、2018年4月に脱サラ就農を決意し退社、現在に至ります。
今後は、4月10日から千葉県が運営する千葉県立農業大学校で行われる『農業者養成研修』に参加し、農業の基礎を学んでいく予定です。
ここまでの私の経歴を聞くと「農家の息子なら当然、農業全般に詳しいのだろう」とか「農業機械メーカーに勤務していたのなら機械や栽培技術に関する高い知識を持っているのだろう」等々、私が農業に詳しいと思われるかもしれませんが、
実は全くのド素人です!!
(堂々と言うな!)
生まれてから最近まで実家の農業の手伝いは、全くと言っていいほどしておらず、また、農業機械メーカーでも総務・人事を担当していたので、農業とはほぼ無縁の職場でした。
私が就農を決意した理由
では、何故、ド素人の私が就農を決意したのでしょうか。
理由を一言で表すと
『農業をやりたい!!』
と思ったからです(笑)
その理由について、これからお話ししていきます。
私の家は、江戸時代から続く農家の家系です。
私が幼い頃は、専業農家として父、祖父、祖母の3人で農業を営んでいましたが、2年前、に祖父が突然亡くなり、当時、仕事で愛媛県に住んでいた私は、葬儀のため実家に帰ってきました。
祖父の葬儀が終わったあと、実家の農作業場を覗いてみると、そこにはなんと
大量の長ネギが置いてありました!
(独特のネギ臭が半端じゃありませんでした)
実はこのとき、年間を通じて一番の農繁期である長ネギの出荷作業の途中で、祖父が突然亡くなったため、出荷前の長ネギが大量に積まれたままになっていました。
収穫した長ネギは鮮度が命なので、早く出荷しなければなりません。
私は農家の長男として、祖父の代わりに何とかしなければと思い、急遽、職場から一週間の休暇をもらって長ネギの出荷作業を手伝うことにしました。
ロクに農業の手伝いをしたことがなかったので、体力的に非常に大変でしたが、終わってみれば不思議とすがすがしい気持ちになり、「あれ?意外とこれ自分に向いてるんじゃね?もっと農業をやってみたい!」と思い、就農への意識が芽生えました。
ちなみに、この時、作業後に食べた食事は最高においしかったです。
自分で作ったおいしい農産物をおいしく食べれるのは農家の特権ですね。
祖父の死後は、父が1人で農業を営んでいましたが、父も60歳を超え、体力的にも1人で農業を続けるのが難しくなってきました。
父からの農業技術伝承を考えると農業をやるなら今しかない!と思い、脱サラ就農を決意しました。
脱サラ就農を決意してから
こうして書き出してみると、我ながら勢いだけで就農を決意してしまった感じがしますね。
しかし大変なのは就農を決意してからでした。
当時、妊娠中の妻に脱サラ就農したいと打ち明けると、猛反対されました。
会社を辞めてしばらくの間は無収入になるので、家族が反対するのは当然です。
もうすぐ子どもが生まれるのに何考えてるんだコイツって感じですよね(笑)
しかしながら、粘り強く説得したところ、最終的に妻は、「農家の長男だし、仕方ないわよね…。子供も生まれるんだから、ちゃんと儲かる農業をやってよね。私も節約するから。」としぶしぶながら前向きに了承してくれました。
妻には、本当に感謝しなければなりません。
妻の期待を裏切らないよう、『儲かる農業』を目指してこれから頑張っていきたいと思います。
道のりは険しいと思いますが、皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。