ネギ畑のすぐとなりで田植え

ゴールデンウィークの後半は田植えです。うちは田んぼの面積は小さく大した規模ではありませんが、ネギの育苗の失敗を水稲で取り戻さなければなりません。ということで、今年の田植えは特に気合が入ります。

幸い連休後半は天候に恵まれ、絶好の田植え日和でした。風も無かったため、いい具合に苗が立ちます。

今年の苗は育苗がうまく行き過ぎたせいか、やたら根っこが張っていて苗箱から引き剥がすのが一苦労でした。苗取り用の板を思いっきり何度も突き刺してようやく苗が取れる状態だったので、肩が痛いです。ただ、根っこが張っているということは定植後の活着は良いので、天候条件と合わさって非常に良い状態で苗を植えられたと思います。

田んぼの中には減反政策で田んぼを一部埋め立てて畑にしたところがあります。畑の部分にはネギが埋まっていて、そのすぐ隣では田植えをしています。

今年はこの写真のとおり、ネギと水稲で頑張っていきたいと思います。

ちなみに田んぼの面積は1.5ヘクタール程度しかありません。今使用している機械が壊れたら水稲は廃業しようと考えています。今の時代、水稲は10haでも少ないくらいですからね。小規模では機械代が高いので採算がとれません。水稲は今後大規模担い手経営体への集約が更に加速していくでしょう。

自由貿易化の流れで米価低迷のリスクが高まっていますが、一方で食料生産は国の根幹でもありますので国の保護政策は実施されていくと思います。しかし、国は農業を助けても農家を助けるつもりはありませんので、競争に勝ち残った優秀な経営体が水稲の担い手として生き残っていくのではないかと思います。将来水稲がどのような形で残っていくのか予測が難しいところですが、いずれにせよ厳しい経営環境が待っていることには違いないと思うので、小さな経営体は淘汰され体力のある大規模経営体が生き残っていく流れになるのではないでしょうか。

このような考え方から、うちでは機械が壊れたらスパッと水稲はやめる予定です。幸い、柏市では水稲の面積を拡大したいと考えている経営体がたくさんあるので、借り手には困らない状態です。水を止められる田であれば畑に転換してネギなどの野菜を栽培してもいいですしね。

水稲をやめても田は有効活用していきたいと思います。

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